11月5日(土)に無事 キックオフしました!
今回のテーマは「私の大好きな絵本」。
初回は、私、コクリエ事務局粂川より3冊ご紹介。なかでも『こすずめのぼうけん』をめぐるお話についてご紹介します。
<絵本の内容>
お母さんのいいつけを守らず、遠くまで冒険にでた こすずめ。疲れたので休みたくても、他の鳥はやさしくしてくれません。ひとりぼっちで疲れ果てた夕方、こすずめを探していたお母さんすずめと出会うことができました。お母さんはこすずめを労り、お母さんに抱かれた子どもが巣の中でスヤスヤ眠る・・というストーリー。
<理想のお母さん像?>
この絵本を当時5歳の息子に読んだところ「すずめのお母さん、優しいね。こすずめのこと、全然怒らない。こんなお母さんだといいな」と言われ、怒ってばかりだった自分を反省した。。という絵本です(だから、大好きというより戒めの絵本です)。
これについて
「子どもは、特に小学生になると、親の見えないところでいっぱい冒険して、時に傷ついたりして家に帰ってくるんだな、と感じた」
「絵本に理想のお母さん像を描かれてしまうのは、負担。重いと感じる人もいるのでは?」
などなどの所感から、ジェンダーの話につながっていきました。
「お母さんが子どもに激怒するような絵本ってないのかな?」という私の疑問に、HARUさんが「お母さんが怒って、子どもがばらばらになってしまう、という絵本ならあるけれど・・」と衝撃の一言。その絵本、子どもには読みたくない・・・と思ってしまいました。
<HARUさんご紹介の絵本>
HARUさんからは「としょかんライオン」をご紹介いただきました。大切な人を助けるためにとしょかんのルールを破ってしまい、大好きなとしょかんに行けなくなってしまったライオンと、そんなライオンをめぐる人たちの物語。
そこから派生して、子どもが学校のルールとどう付き合っているのか、どう付き合っていったらよいのか、について 悩みや感想を話しました。
参加者の皆さんの想いや考え方をうかがうことができ、とても中身の濃い、でもあっという間の1時間半でした。
※絵本の会で話したことは会の外で他言しないという約束がありますので、本人の許可がない限り、紹介した本についてブログには書きません。今回は発表者(私とHARUさん)の許可を得たので掲載いたしました。
次回のコクリエ絵本の会は、12月6日(火)10:00~ です。
次回のテーマは、会員の方は引き続き「私の大好きな絵本」、HARUさんは「とっておきのクリスマス絵本」です。
参加申し込みはメールまたは問合せフォームから。
お待ちしております♪