ひよこプロジェクト2022卒業。命をいただきました

2022年10月22日、ついに、大切に育ててきた鶏の命をいただきました。

ひよこプロジェクト2022 孵化から命をいただくまでの動画です。一部血が映るシーンがあります。

気持ちよい秋晴れの午後、プロジェクト参加者である大人1名、子ども3名が千葉のふいごファームへ来場。今年は、生後約4か月の鶏2羽を選びました。

そのうち1羽が足を縛る際に鳴き声をあげたので、ふいごファームで一緒に育ってきた他の鶏(特にボスの雄鶏)が救出に向かってきました。仲間の非常時には助けに来るんだな、と少し切なくなりました。

今回、小学生の子どもたちが、とても自然かつ積極的に参加してくれました。少し力が必要な作業も頑張ってやってくれました。遠くから見つめるだけだった我が子とは大違いです。子どもによって、かなり反応が異なるものなのですね。

最後の瞬間を全員で見守ります
何を思っていたのかな。。

羽をむしった後の解体は、6年生の男の子が中心になってくれました。

「肉が少ないね」「砂肝って、中に砂みたいのが入ってる。石も入ってる!」「なんか臭いな」と話しながらの作業です。実際に体験した人でないと感じ得ないことを、十分に感じてくれたんだな~と思いながら作業を見守っていました。

ちなみに、肉が少ないのは、市販の鶏肉のような短期間で太らせる育て方はせず、自然のなかで充分に運動させていたからです。特に胸肉や手羽部分が「食べる部分があんまりない」と言っていました。

なかなかの包丁さばき。
1羽分。内臓もきれいに取れました。

今年は、市販されている鶏の飼育期間に合わせて生後3か月~4か月で命をいただきました。若かっただけあり、肉質も柔らかでしたので全て焼き鳥にしていただきました。

実際にひよこプロジェクトを通して命をいただく体験をしたこと、そして感じたことが、いつか何かの役にたつことがあれば主催者としてはとても嬉しいです。

最後になりましたが、参加してくださったAさんご一家、協力してくれたふいごファームの皆さん、ありがとうございました!!

【おまけ】

【ひよこプロジェクト】初めて会う成鶏に緊張…のひよこたち@千葉ふいごファーム

2022年7月13日、ひよこプロジェクトのヒヨコをふいごファームに連れて行きました。

これから2か月あまり、ふいごファームにお世話になります!

ヒヨコたちを入れる鶏小屋には、すでにほかの鶏5羽が住んでいて、なかなか中に入らないヒヨコたち。生まれて初めて成鶏に会うのだから、びっくりするのも当然だよなぁと思いつつ、中へ入れました。

とはいえ、先輩鶏にいじめられないか、やや心配しながら一晩。朝、覗いてみると、ヒヨコたちは小屋のすみっこに集まっていましたが、みんなでエサを食べていたので、一安心。

奥のトサカの大きい黒色の鶏がボス。ボスの手前の白いめんどりは、優しい。鶏にも個性があります。

これから数日間は、この鶏小屋を自分のおうちだと認識させるために、閉じ込めます。そうすると、日中外に放しておいても、夕方になると自然に自分の小屋に戻るようになるのです。

これから9月末まで、元気に育ちますように(祈)

卵からひよこが誕生する瞬間(動画)

続々とひよこが産まれてきています。

今日は卵を温め始めてから21日目の誕生予定日。現在8羽誕生。殻にひびの入っている卵もあと4個ほどあります。

ちなみに、この卵たちはひよこプロジェクトの卵ではないのですが、タイミングよく誕生の瞬間に立ち会えましたので、動画を公開します↓

お母さん鶏がいれば、殻を破るのを外側から手伝ってくれるのだと思いますが、この子たちは自力で誕生。たくましいです。