2023年5月から始まったひよこプロジェクト2023。育てたヒヨコが酷暑で死んでしまうなど悲しい出来事もありました。そして2023年12月16日・17日、5家族のみなさんがふいごファームに集合し、育て上げた命をいただきました。
今回は10名以上の子どもたちが参加してくれましたが、近くで様子を見つめ、見守り、積極的に手伝う子どもたちが多かったのが印象的でした。もちろん、行われていることに抵抗がありそうな子どももいました。いろんな子どもがいるので、反応は人それぞれでよいと思います。
捌いた後は、炭焼きで頂きました。内臓はもちろん、トサカまで! ガラはガラスープでいただきました。
参加者の皆様からいただいた感想を紹介します(一部抜粋)
「卵から育てて大人になった鶏を絞める、貴重な体験をさせてもらいました。大人も子供も一生忘れられない1日となりました。」
「最初は乗り気ではなかったが、来て体験してよかったです。」
「当日、どのような気持ちになるか、どんな気持ちで迎えたらいいのかいろいろ考える時間があり、ドキドキした。現実は意外と受け入れられたので安心した。命をかみしめた1日となりました。」
「簡単に生まれない命、簡単に育たない命、その命を育て絶つ一連の体験は今までになく、子どもたちにとってもよい学びになったと思います」
「最初は小さなひよこだったけど、がんばって育てて、最後には自分で締めることができてよかったと思いました。とても良い経験をさせてくれてありがとうございました」(中1)
「最初はこわいとおもっていたけれど自分でしめることができてよかった」(小6)
「魚を捌くのも苦手でしたが、意外と冷静で解体できてしまいました。自身のたくましさに驚きでした。育ててから食べるまでの過程をリアルに体験できたことは、家族それぞれの貴重な財産になりました」
途中で、「血が温かい」「内臓が臭い」「苦しそうな声で鳴いている」「羽をむしるのが大変」といった声も聞かれました。実際に体験してみないとわからないこともたくさん経験できたのではないかと思います。
みなさんが、ひよこプロジェクトを通して 何かを発見し、感じ、それを大切にして暮らしていただければ幸いです。
最後になりましたが、協力してくださったふいごファームのみなさん、そして参加してくださったみなさん、本当にありがとうございました。この半年余り、皆さんと楽しく過ごすことができ、感謝しています(そして、プロジェクトが終わってしまい少し寂しいです)
またコクリエで、ふいごファームでお会いできるのを楽しみにしております。
(コクリエ くめかわ)