ひよこが順調に育っている今、ひよこプロジェクトは次の段階「命をいただく」ことへ進みます。
今回、愛知県へ行ってきました。採卵工場で卵を産めなくなった雌鶏をいただき、現役の猟師さんに捌き方を伝授していただくためです。
(※生々しすぎるので、画像なし)
普段はイノシシやシカを解体している猟師さんは、鳥類は解体したことがないとおっしゃっていましたが、刃物捌きはさすがでした。
猟師さんいわく「基本は全て同じ」。
骨にナイフを沿わせるように切っていくこと、力尽くでナイフを動かさないこと、筋や腱に切り込みを入れ、関節を折ること。
「刃物は何がいいですか?」と質問したところ、「何でもいい。昔は竹や石で捌いていたんだから。」
とはいえども、もしこれから買うなら何がいいですか?と食い下がってみると
「初心者にお薦めの刃物はカッターナイフ」
刃を折ることで、常に最善の切れ味を保てるからだそうです。なるほど。
指導を受けながら 解体した鶏。内臓も足も肉も、すべて食べられる状態にできました。足はビールに1日漬けて焼くと美味しいそうです。
卵を産み切った親鶏の肉は、固いけれど味がしっかりしました。
食べられない内臓部分はキツネにあげました。命は循環します。
命の一部分も無駄にせず、感謝していただくこと。
ひよこプロジェクトも最終段階へ近づいております。