【1月絵本の会】おうち絵本 1月13日(土)開催

新年1回目の絵本の会のテーマは「家」。うち、おうち、いえ、です。

絵本のなかには 理想の家、創造の家、未来の家、昔の家、外国の家、自分の家、ツリーハウスに何百回建ての家、動物の家、サンタさんの家、自分が住みたいと思っている想像の家・・・あげていくと きりがないくらい、いろいろな「家」が登場します。

今回は、そんな「おうち」に焦点をあてます。

ユニークな発想の家や、「こんな家があったんだ」「こんな家に住みたいな」という「おうち」の世界を堪能しましょう。みなさんも、「おうち」に関わる 絵本をお持ちくださいね。

開催日時2024年1月13日(土)10:00-12:00
場所コクリエ親子ラボ 神奈川県鎌倉市津西1-25-18
内容・「おうちの絵本」
  HARUさんの選書紹介&メンバーおすすめ絵本(任意で持ってきてくださいね)
講師絵本専門士 HARUさん
※HARUさんの絵本紹介を、コクリエのメルマガ(月2回)で読むことができます。登録はトップページ メルマガの購読 から。
参加方法申し込み方法・お問合せ:
メール info@cc-oyakolab.net または※LINEからお申しこみください。
申込締め切り:1月12日(金)12:00
参加費通常の参加費
・初回体験参加もできます
絵本の会についてコクリエ絵本の会とは?



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ひよこプロジェクト2023最終日:命をいただきました

2023年5月から始まったひよこプロジェクト2023。育てたヒヨコが酷暑で死んでしまうなど悲しい出来事もありました。そして2023年12月16日・17日、5家族のみなさんがふいごファームに集合し、育て上げた命をいただきました。

今回は10名以上の子どもたちが参加してくれましたが、近くで様子を見つめ、見守り、積極的に手伝う子どもたちが多かったのが印象的でした。もちろん、行われていることに抵抗がありそうな子どももいました。いろんな子どもがいるので、反応は人それぞれでよいと思います。

捌いた後は、炭焼きで頂きました。内臓はもちろん、トサカまで! ガラはガラスープでいただきました。

参加者の皆様からいただいた感想を紹介します(一部抜粋)


「卵から育てて大人になった鶏を絞める、貴重な体験をさせてもらいました。大人も子供も一生忘れられない1日となりました。」

「最初は乗り気ではなかったが、来て体験してよかったです。」

「当日、どのような気持ちになるか、どんな気持ちで迎えたらいいのかいろいろ考える時間があり、ドキドキした。現実は意外と受け入れられたので安心した。命をかみしめた1日となりました。」

「簡単に生まれない命、簡単に育たない命、その命を育て絶つ一連の体験は今までになく、子どもたちにとってもよい学びになったと思います」

「最初は小さなひよこだったけど、がんばって育てて、最後には自分で締めることができてよかったと思いました。とても良い経験をさせてくれてありがとうございました」(中1)

「最初はこわいとおもっていたけれど自分でしめることができてよかった」(小6)

「魚を捌くのも苦手でしたが、意外と冷静で解体できてしまいました。自身のたくましさに驚きでした。育ててから食べるまでの過程をリアルに体験できたことは、家族それぞれの貴重な財産になりました」


途中で、「血が温かい」「内臓が臭い」「苦しそうな声で鳴いている」「羽をむしるのが大変」といった声も聞かれました。実際に体験してみないとわからないこともたくさん経験できたのではないかと思います。

みなさんが、ひよこプロジェクトを通して 何かを発見し、感じ、それを大切にして暮らしていただければ幸いです。

最後になりましたが、協力してくださったふいごファームのみなさん、そして参加してくださったみなさん、本当にありがとうございました。この半年余り、皆さんと楽しく過ごすことができ、感謝しています(そして、プロジェクトが終わってしまい少し寂しいです)

またコクリエで、ふいごファームでお会いできるのを楽しみにしております。

(コクリエ くめかわ)

HARUさんの絵本の時間 #2

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◇ 〈あちら〉側の世界の住人と出会ったとき−その理解と共存の仕方

『魔女たちのパーティー』
文/ロンゾ・アンダーソン、絵/エイドリアン・アダムス、訳/野口絵美、徳間書店、2017年(1981年、祐学社より出版。長く絶版となっていところ、徳間書店より新訳再版)

ハロウィンの季節です。
皆さんはどのようなハロウィンをお過ごしでしょうか。

【あらすじ】
ハロウィーンの夜のこと。ジャックは仮装パーティーに行く途中、月の前をほうきで横切る2人の魔女を見かけました。追いかけて森へ入ってみると、ランタンが吊るされていたり、大きな鍋があったりと、そこでもパーティーの準備がされていて−。

知らないままが、一番こわい
なんとパーティーにいたのは、「まじょ」に「こおに」に「ひとくいおに」! 普段は人間と交わることのない〈あちら〉側の住人たちでした。

かぼちゃのランタンが吊るされ、こうもりシチューを作る大鍋が置かれた森のあきち。パーティーに集まってきた〈あちら〉側の住人たちのユーモラスな会話と様子は、読んでいる私たちも、ウキウキしてきます。

さて、そんな中、彼らに見つかってしまうジャックですが、その反応は三者三様でした。「ひとくいおに」は嬉々として、ジャックを大鍋に放り込もうとします。その迷いのない行動は、彼らが邪悪、というより「ひとくいおに」たるアイデンティティを体現しているだけなんですよね。ただ、人間にとって恐ろしい行動ではありますが。

この絵本の核ともいうべき、心に残る言葉があります。ジャックをかばってくれたこおにのおかあさんの言葉です。

「あんたと しりあえて、よかった。にんげんって、らんぼうで ざんこくだって きいていたけど、あんたみたいな にんげんも いるんだね。」

相手を知らなければ、ただ恐ろしく怖い存在なだけ。でも、知ることができたら、その共存の道を探ることもできますよね。急に仲良しこよしにならなくても、いいと思うのです。

〈あちら〉側の世界と少しだけ交わった瞬間、助け合い少しだけ理解しあえることができた−ジャックとともに私たちもその一場面に立ち会えます。クラシックでちょっとドキドキなハロウィーンの夜を、この絵本を通して楽しんでみてくださいね。

絵本専門士 藤井遥 

●コクリエでは HARUさんをお招きして 毎月 大人のための絵本の会を開催しています。もっと話を聞いてみたい、絵本専門士さんや絵本好きな人たちと話をしたいという方はぜひ体験でいらしてみてくださいね。

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