8月の営業時間・曜日変更と無料開放のお知らせ

8月の夏休み期間中、コクリエは無料開放します! 

予約(事前連絡)も不要ですのでふらっとお寄りくださいね。

ただし。

8月は営業時間が変わります。

●10時から16時

●月曜日・水曜日・金曜日のみ開室

さらに、水曜日はポップコーンマシン の利用もOK。

夏休みのおやつに 作りたてキャラメルポップコーン(400円)や塩ポップコーンをぜひどうぞ♪

助っ人募集 LEGOを作ろうWEEK 7/8~7/12

飾りたいLEGOがたまってきました。

そこで・・この週に作りたいLEGOを一気に全部作りたく、助っ人を募集します♪

興味ある方は、10時~16時30分の間に コクリエへどうぞ(事前にご一報いただけますと助かります)。

この週はポップコーンマシンも使えるようにしますので、出来立てのキャラメルポップコーンもお楽しみください(1回400円、市販のポップコーンひと袋強の量)

製作したいLEGOこちら。

デラックス LEGOフィギュア2体!

https://www.lego.com/ja-jp/product/up-scaled-lego-minifigure-40649

コクリエの門に飾りたい!

対象年齢は10歳と書いてありますが、6歳くらいからできそうです。

Aフレームキャビン

https://www.lego.com/ja-jp/product/a-frame-cabin-21338

LEGOwebsiteより

長らくペンディング状態だった コマ撮り動画に使いたい!

ちょっと難しいので、大人と一緒に作りましょう。

LEGOスライム あと10体作りたい!

たくさん作って、コマ撮り動画でキングスライムに変身させたい!

※簡単ですので、小さな子もチャレンジできます

HARUさんの絵本の時間 #5「あひる」食べるとは、生あるものの命をいただくこと



『あひる』作/石川えりこ、精興社、2015年

あらすじ

庭にある鶏小屋に、起きたらすぐにたまごを取りにいくのが「わたし」の仕事です。

ある日隣町のおじさんから、体の弱ったあひるが届きました。「わたし」と弟は、すぐにあひるに夢中になります。あひるの眠る様子をじっと見つめたり、次の日には学校から急いで帰って川で泳がせたり。川で運動をして、えさを食べると、あひるも少し元気になったようでした。

さらに次の日も、先を争うように弟と帰ってきた「わたし」は、「あひるがおらん」と気がつくのでした。夕ごはんの支度をしているお母さんのところに駆けつけると、台所はお醤油と砂糖の混じったいい匂いでいっぱいでした。その日の夕飯は、「わたし」も弟も大好きな野菜とお肉の煮物。「あひるじゃないよね」と尋ねる弟に、お母さんは優しく答えるのでした。

命をいただくことを真正面から見つめるとき


著者の子ども時代を絵本化した本作。『ひよこプロジェクト』を開催しているコクリエにぴったりな絵本です。自分たちが食卓で美味しくいただいているお肉は、どこからくるのか。どんな姿をしていたのか。命をいただく、というその痛みとありがたさを感じさせてくれます。

作者の子供時代は、家庭で鶏の生んだ卵を調理して食べ、年を取ったら順番にしめて食用にしたり、庭で野菜を育て、時にご近所の方と物々交換をしたりする−なんてことが生活の中で行われていた時代です。

急に姿の見えなくなったあひる。お母さん、おばあちゃんの作る美味しい煮物。いつも食べているお肉とは違う、少しかたい肉。不安になり、「あれ、あひるじゃないよね」と尋ねる弟に、「ちがうよ」とお母さんは弟の顔を見ながら優しく答えます。

でも、「わたし」は気づいているのです。「あひるじゃなければよかったのにな…」と。

皆さんだったらどう答えますか?

この絵本では、おばあちゃんの受け答え、表情にも注目です。優しい嘘をつくか、つまびらかに真実を話すか、本当のことを告げず見守るか−。皆さんだったらどう子どもたちに答えるでしょうか。そして、子どもたちはどう受け止めるでしょうか。

命のやりとりを身近に感じ、まさにその命を糧に作者は大きくなってきたと話します。食と命の関係を見つめ直す機会をくれるこの絵本。お子さんとのじっくり話してみるきっかけになるはずです。

絵本専門士 藤井遥

(2023/5/24 メルマガ原稿より)

●コクリエでは HARUさんをお招きして 毎月 大人のための絵本の会を開催しています。もっと話を聞いてみたい、絵本専門士さんや絵本好きな人たちと話をしたいという方はぜひ体験でいらしてみてくださいね。