ひよこプロジェクト2024 命をいただく日 終了しました

2024年10月12日(土)、約5か月間にわたる食育プロジェクト「ひよこプロジェクト2024」の最終日を迎えました。

諸事情で最後の段階に来られなかった参加者もおり、今年は3家族の参加者さんたちと、それぞれが育んできたひよこの命をいただきました。

足や羽を縛るところまでは順調に進みますが、一番の難関はやはり命をいただくステージ。つまりカッターナイフで生きている鶏の首元を切る段階です。

今回も、子ども(小学生)がその段階を行う参加者が多かったのですが、首にナイフをあてるものの逡巡し、なかなかできない子どももおりました。それでも、覚悟を決めて体験しておりました。

なかには、1週間前からこの日を迎えるのが憂鬱だったという方、見ているだけで精一杯で食べることもできないという方もおり、反応は様々でした。

食するにあたっては、「自分で育ててきた鶏の味は何かが違う。エネルギーが満ちているから少し食べるだけでよい」という感想も聞かれました。

それぞれが、卵を孵し、大切に育てた命に感謝して食べるこの体験を通して、命を大切にするきっかけになってくれれば嬉しいです。

最後になりましたが、参加者の皆さま、ふいごファームのスタッフの方々、そして命を分けてくれたひよこたちに感謝して、今年も終了します。ありがとうございました!!

ひよこプロジェクト2023最終日:命をいただきました

2023年5月から始まったひよこプロジェクト2023。育てたヒヨコが酷暑で死んでしまうなど悲しい出来事もありました。そして2023年12月16日・17日、5家族のみなさんがふいごファームに集合し、育て上げた命をいただきました。

今回は10名以上の子どもたちが参加してくれましたが、近くで様子を見つめ、見守り、積極的に手伝う子どもたちが多かったのが印象的でした。もちろん、行われていることに抵抗がありそうな子どももいました。いろんな子どもがいるので、反応は人それぞれでよいと思います。

捌いた後は、炭焼きで頂きました。内臓はもちろん、トサカまで! ガラはガラスープでいただきました。

参加者の皆様からいただいた感想を紹介します(一部抜粋)


「卵から育てて大人になった鶏を絞める、貴重な体験をさせてもらいました。大人も子供も一生忘れられない1日となりました。」

「最初は乗り気ではなかったが、来て体験してよかったです。」

「当日、どのような気持ちになるか、どんな気持ちで迎えたらいいのかいろいろ考える時間があり、ドキドキした。現実は意外と受け入れられたので安心した。命をかみしめた1日となりました。」

「簡単に生まれない命、簡単に育たない命、その命を育て絶つ一連の体験は今までになく、子どもたちにとってもよい学びになったと思います」

「最初は小さなひよこだったけど、がんばって育てて、最後には自分で締めることができてよかったと思いました。とても良い経験をさせてくれてありがとうございました」(中1)

「最初はこわいとおもっていたけれど自分でしめることができてよかった」(小6)

「魚を捌くのも苦手でしたが、意外と冷静で解体できてしまいました。自身のたくましさに驚きでした。育ててから食べるまでの過程をリアルに体験できたことは、家族それぞれの貴重な財産になりました」


途中で、「血が温かい」「内臓が臭い」「苦しそうな声で鳴いている」「羽をむしるのが大変」といった声も聞かれました。実際に体験してみないとわからないこともたくさん経験できたのではないかと思います。

みなさんが、ひよこプロジェクトを通して 何かを発見し、感じ、それを大切にして暮らしていただければ幸いです。

最後になりましたが、協力してくださったふいごファームのみなさん、そして参加してくださったみなさん、本当にありがとうございました。この半年余り、皆さんと楽しく過ごすことができ、感謝しています(そして、プロジェクトが終わってしまい少し寂しいです)

またコクリエで、ふいごファームでお会いできるのを楽しみにしております。

(コクリエ くめかわ)

ひよこプロジェクト2023 ふいごファーム初日です

2023年10月26日の様子@ふいごファーム。

ひよこたちを鶏小屋へ放ちます。

先客のひよこプロジェクトの鶏たちと比べると、まだまだ小さく感じます。

隅っこに固まる新参者たち。

でも元気そうでよかった!!

先にいた鶏たちの成長にともない、足環が小さくなってしまったので、付け替えました。

また、今回のひよこたちも、間もなく足環が小さくなりそうだったので、サイズ調整ができる足環へ付け替えました。

7月に孵化した烏骨鶏です↑ すっかり大きくなってもふもふです。暖かそうですね。