稲刈りで発生した藁を分けてもらい、藁苞納豆を作ってみました。
材料は、藁と大豆のみ。
市販の納豆菌は使わず、藁の中に生きているという枯草菌(納豆菌とはこの菌のことだそうです)に活躍してもらう、昔ながらの方法でチャレンジです。
【作ってみた】
まず藁を束ね、ゆでた大豆を中に入れて藁で縛ります。
ぎゅっと縛らないと大豆がぽろぽろ外へ出てしまいます。藁は弱そうに見えてとても丈夫ですので、力をこめてぎゅっと。
藁の束ね方は地方によってさまざまな方法があるようで、今回は、藁の長さの半分で折り返す束ね方(写真両端)と、藁の両端を切り落とす方法(写真中央)を試しました。
どちらも難しくありません。ただ、仕上がりサイズが長すぎると保温箱に入らないので注意。
これを熱湯消毒し、数日間40度で保温します。枯草菌(納豆菌)は熱湯に強く煮沸しても死なないそうです。もし納豆菌が病原菌になってしまったら、手ごわいですね。
保温には、発泡スチロールの箱とお湯入りペットボトルを使いました。
そして完成がこちら。
【食べてみた】
いざ試食。
これは。。。
市販のパック納豆とは別物。
発酵感は高め、素朴で力強く、大人な味でした。
熟成したカマンベールのような濃厚な味。
藁の香りが強く、納豆の匂いは少な目。
粘りが強くない。
しっかりと豆の味がする。
おいしいかどうかといわれると、パンチがあるので少量でよいかな、という感じ。
まずくはないです(これが大事)。
藁苞納豆の正解の味を知りませんので、これで成功かどうかは判断できませんが、ネットで調べたところ「カマンベールのような味がする」と書いてあったので、失敗ではないはず。
しかし、ネバネバが少なすぎた感がありましたので、次回はコタツを使い保温温度をしっかり管理して作ってみます。
そのうち、藁苞納豆を作るワークショップをするかもしれませんので、ご興味ある方はご一報を(^^)。
それにしても、ひよこを温めたり、納豆をつくったり、コタツが大活躍しています。