猟師さんに学ぶ 鶏の解体(ひよこプロジェクト)

ひよこが順調に育っている今、ひよこプロジェクトは次の段階「命をいただく」ことへ進みます。

今回、愛知県へ行ってきました。採卵工場で卵を産めなくなった雌鶏をいただき、現役の猟師さんに捌き方を伝授していただくためです。

(※生々しすぎるので、画像なし)

普段はイノシシやシカを解体している猟師さんは、鳥類は解体したことがないとおっしゃっていましたが、刃物捌きはさすがでした。

猟師さんいわく「基本は全て同じ」。

骨にナイフを沿わせるように切っていくこと、力尽くでナイフを動かさないこと、筋や腱に切り込みを入れ、関節を折ること。

「刃物は何がいいですか?」と質問したところ、「何でもいい。昔は竹や石で捌いていたんだから。」

とはいえども、もしこれから買うなら何がいいですか?と食い下がってみると

「初心者にお薦めの刃物はカッターナイフ」

刃を折ることで、常に最善の切れ味を保てるからだそうです。なるほど。

指導を受けながら 解体した鶏。内臓も足も肉も、すべて食べられる状態にできました。足はビールに1日漬けて焼くと美味しいそうです。

卵を産み切った親鶏の肉は、固いけれど味がしっかりしました。

食べられない内臓部分はキツネにあげました。命は循環します。

命の一部分も無駄にせず、感謝していただくこと。

ひよこプロジェクトも最終段階へ近づいております。

落穂ひろい(ひよこプロジェクト)

千葉のふいごファームの稲刈りシーズンは8月末から。

私もしばらくお手伝いに行っていました。

母屋と鶏小屋が近いので、朝の4時半になると「コケコッコー」が響きわたります。何のためにそんなに朝早くから鳴くのか、鶏語がわかれば聞いてみたいです。

さて、ひよこプロジェクトの鶏3羽はとても仲良しです。大きな先輩鶏たちとは少し離れた場所を3羽で散策している様子を何度も見かけました。

そして、好奇心旺盛。稲を刈る前の田んぼの中へ入り込んだりしていました。やんちゃな感じです。雄か雌かがはっきりするまで、もう少しです。

ひよこプロジェクトの鶏をはじめ、すべての鶏は放し飼いですので、稲刈り後の田んぼへ降りてきては、落ち穂を拾って食べていました。

落ちている穂だけならよいのですが、干している稲藁へもジャンプして(鳥ですから、結構飛びます)籾を食べていました。

こんな環境ですくすくと育っています。

もうヒヨコではない 生後75日(ひよこプロジェクト)

こんにちは。ひよこプロジェクトの続報です。

ひよこ誕生後 約75日。

こんなに大きくなりました。若鶏です。

スーパーで売られている一般的な鶏肉(ブロイラー)は、生後50日~60日の鶏肉だそうなので、このくらいで出荷されるということですね。

肉用のブロイラーは短期間で出荷できるように、日射時間を長くして早く成長させるようなので、体格は大きいそうです。人間の都合で命を大量生産させている現実には、いろいろと考えさせられるものがあります。

ひよこプロジェクトの元ひよこたちは、昼間は放し飼い、夕方になると自ら小屋へ戻ってきて寝ています。成長の様子、また報告いたします!


ひよこプロジェクトとは?

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