「大人のための絵本時間」開催のご報告~もっと語り合いたかった!

2022年9月10日、コクリエにて第3回絵本講座「大人のための絵本時間」を開催いたしました。

参加者は大人5名、子ども2名。

子どもが成人した世代の方から、子育て真っ最中の方まで、「絵本」をキーワードに足を運んでくださいました。本当にありがとうございました!!!!

今回も車座になってアットホームな雰囲気での開催。

講師の藤井さんから事前にお知らせいただいていた選書リストにならぶ単語「死神」「3人のママ」「土神」・・・。どのような大人時間になるのかドキドキしながら迎えた当日。

藤井さんがまず最初にご紹介してくれたのが『ちょっときて』。

登場人物のねずみがねこに様々な指令をだし、ねこはそれに一生懸命応えようとして・・・。ねずみとねこの関係がシンプルな言葉で映し出されます。

読後に質問「誰を思い浮かべましたか?」

私は、小6の息子に「リモコンとって」「窓を開けて」といった指令(お願い?)をだしている最近の自分を思い浮かべ、反省していました。ねずみが私、ねこが息子です。

小さなお子さんがいる参加者の方は、ねずみが子ども、ねこが自分だ、と。ほかにも、妻と夫、若い女性と男性を思い浮かべた方もいらっしゃいました。

「大人にとって絵本は自分の考えや経験、価値観を映し出す鏡のようでもある」という藤井さんのお話を実感しました。

【写真上】今回も参加者からの質問に、丁寧にお答えくださった講師の藤井さん
【写真上】参加者のみなさんも聞き入ります

その後も、死をテーマにした絵本。憎しみ、嫉妬といった複雑な感情があらわれている絵本など、小さな子どもには刺激が強いだろうけど、大人は心揺さぶられる絵本たちを 予定していた時間いっぱい ご紹介いただきました。

イベント終了後も、参加者みんなで語り合うこと1時間。

学校の図書館事情、悪い本ってあるのかなという疑問、読み聞かせのポイント、中学生への本の勧め方から、原画展にいってきました、この絵本の白い色が素敵といった「絵」の鑑賞など、皆さんの話は尽きませんでした。

絵本講座としての予定していた3回は今回で終了しましたが、「もっと絵本について語り合いたい」という皆さまの嬉しいご意見を参考に、なんらかの形で続けていきたいと思っています。開催予定はブログやメルマガでお知らせしますね!

講師の藤井さん、3回連続参加してくださった皆さん、そして暑い中来てくださった絵本好きな皆さん、どうもありがとうございました!!

★講師の藤井さんが絵本専門士仲間と運営している絵本紹介ページ「にこっと絵本」はこちら

【粂川】

★参加者募集中★大人のための絵本時間 2022年9月10日(土)開催!

絵本好きな大人の皆さま、お待たせいたしました!

今回はリクエストにお応えし、大人がたっぷり楽しめる大人のための絵本の時間をお届けします。

第2回までの講座で、大人が絵本について語り合うことの楽しさや癒し効果、新しい視点を得ることの喜びを感じることができました。

「(子どもはさておき)大人がどっぷりと絵本にひたれる、そんな時間を作りたい」という想いがあふれ、このテーマを選びました。

大人が主役、あなたが主役の絵本の時間です。
小さな子どもには刺激が強すぎるかも、なハードボイルドな絵本でも、大人同士ならOK!

今回も、絵本の世界への案内人として、絵本専門士の藤井さんをお招きします。

開催日:2022年9月10日(土) 10:00-11:00
参加費:1000円 ※当日現金払い ※お子様は無料です。
    ※連続参加の方は300円割引
申込 :メール(info@cc-oyakolab.net) に お名前と連絡先電話番号を明記してご送信ください。お子様同伴の場合は、お子様の年齢をお書きください。
申込締切: 9月08日 ※先着10組。決定次第締め切らせていただきます。
詳細: コクリエのウェブサイト 

お待ちしております♪

第2回絵本講座 「多様性への理解を深める絵本」の様子はこちら

第1回目の絵本講座「おうちで絵本をもっと楽しむ」の様子はこちら

「多様性」への理解を深める、ちょっとずしっとくる絵本の講座でした~第2回絵本講座のご報告~

2022年7月22日、第2回目の絵本講座を開催しました。参加者は大人3名、子ども3名。前回1回目からリピート参加の皆さまでした(ありがとうございます♪)

今回の絵本講座は「多様性」がキーワード。

それを、教科書的ではなく、そこにあるものとして自然に受け入れられるような絵本を紹介してもらいたい! そんな抽象的な要望にお応えしていただいたのが、前回も講師をしてくださったHARUさんです。

とはいえ、いきなり「多様性」につながる絵本を紹介するのではなく、声を出したり呼吸を通して身体をほぐすことから始まり、リラックスできました。

ご紹介いただいた絵本のテーマには、障がい、いじめ、他者とは違う自分、性別など様々。どの絵本も、読んだ後にずしっとくるような、そんな絵本でした。

HARUさんによる選書。読み聞かせていただいた『はせがわくんきらいや』は強く印象に残りました。

だからこそ、このようなテーマのある絵本を読み聞かせする際の注意事項を、事例をあげて教えてくださったのはとてもありがたかったです。言葉の表現がきつかったり、絵のインパクトが強い絵本は、心が繊細な子どもや、つらい経験をしてきた子どもには害になる可能性もある、という話には共感できました。

そんななか、他人になんと見られようと自分の「好き」を貫き通して仲間をつくっていく『ウェズレーの国』という絵本は爽快そのもの!

世界中で性別、人種、障がいなどによる差別や紛争が起こっているいま、自分には、また子どもたちは「他者を受け入れる」ことができているのでしょうか? そんなことを考えさせられる、ちょっと大人の絵本の時間でした。

参加者の皆さんからは、このテーマについてもっと話をしたかった、どんな背景のどの年齢の子どもに読むかを選ぶ絵本だと思う、というご感想をいただき、

なにより、絵本について大人で話をするのがとても癒される!楽しい!というお声をいただきまして・・・次回の講座は「大人の絵本時間」をテーマにすることにしました。開催日は2022年9月10日。詳細は後日 ウェブサイトやブログ、メルマガ、Facebookなどでお知らせいたしますね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

(コクリエ事務局 粂川)