子連れで働く~子どもがしっかり遊べる場所を

子どもを連れていても、親と子がお互いに心地よく、まぁまぁしっかり働くことができる仕事場があるといいのに、とずっと思っていました。

「まぁまぁしっかり」というのがポイントです。

子どもなしで集中して働くのを100%とすると、まぁまぁしっかりは85%くらいです。

子どもが遊べる場が必要

親がまぁまぁしっかり仕事をするためには、子どもがしっかり遊べる場所が必要です。

単に「子どもを連れてきてもいいよ」と制度を整えただけでは、親も子どもも消化不良状態になることがあります。

「子どもの遊ぶ場所はないけれど子連れOK」という職場で働いたことがありましたが、子どもがすぐ飽きてしまう→ぐずる。帰りたいと言われる→イライラする ということもあり、稼働率は50%くらいでした。お互いに中途半端だったなぁと思います。

コクリエの空間づくり

そんな経験がありましたので、コクリエの空間は、

・お母さんやお父さんの顔が見える場所で、勉強または遊ぶことができる

・子どもが例えひとりでも遊べるような仕掛けがある(例えば漫画がたくさんある、ゲームができる、ドミノ倒し装置を作れる、など)

となっています。

私も夏休みや冬休みなどの長期休暇中、テレワークが難しい時には、子どもを連れて出勤していますが、まぁまぁしっかりと働くことができています。

小さな子どもを育てていても、学校へ行けない子どもがいても、「仕事をする」という選択肢をあきらめなくてよいような職場や仕事場がもっと増えるとよいですね。

藁苞納豆を作って食べてみた

稲刈りで発生した藁を分けてもらい、藁苞納豆を作ってみました。

材料は、藁と大豆のみ。

市販の納豆菌は使わず、藁の中に生きているという枯草菌(納豆菌とはこの菌のことだそうです)に活躍してもらう、昔ながらの方法でチャレンジです。

【作ってみた】

まず藁を束ね、ゆでた大豆を中に入れて藁で縛ります。

ぎゅっと縛らないと大豆がぽろぽろ外へ出てしまいます。藁は弱そうに見えてとても丈夫ですので、力をこめてぎゅっと。

藁の束ね方は地方によってさまざまな方法があるようで、今回は、藁の長さの半分で折り返す束ね方(写真両端)と、藁の両端を切り落とす方法(写真中央)を試しました。

どちらも難しくありません。ただ、仕上がりサイズが長すぎると保温箱に入らないので注意。

これを熱湯消毒し、数日間40度で保温します。枯草菌(納豆菌)は熱湯に強く煮沸しても死なないそうです。もし納豆菌が病原菌になってしまったら、手ごわいですね。

保温には、発泡スチロールの箱とお湯入りペットボトルを使いました。

そして完成がこちら。

【食べてみた】

いざ試食。

これは。。。

市販のパック納豆とは別物。
発酵感は高め、素朴で力強く、大人な味でした。

熟成したカマンベールのような濃厚な味。


藁の香りが強く、納豆の匂いは少な目。
粘りが強くない。
しっかりと豆の味がする。

おいしいかどうかといわれると、パンチがあるので少量でよいかな、という感じ。
まずくはないです(これが大事)。

藁苞納豆の正解の味を知りませんので、これで成功かどうかは判断できませんが、ネットで調べたところ「カマンベールのような味がする」と書いてあったので、失敗ではないはず。

しかし、ネバネバが少なすぎた感がありましたので、次回はコタツを使い保温温度をしっかり管理して作ってみます。

そのうち、藁苞納豆を作るワークショップをするかもしれませんので、ご興味ある方はご一報を(^^)。

それにしても、ひよこを温めたり、納豆をつくったり、コタツが大活躍しています。

落穂ひろい(ひよこプロジェクト)

千葉のふいごファームの稲刈りシーズンは8月末から。

私もしばらくお手伝いに行っていました。

母屋と鶏小屋が近いので、朝の4時半になると「コケコッコー」が響きわたります。何のためにそんなに朝早くから鳴くのか、鶏語がわかれば聞いてみたいです。

さて、ひよこプロジェクトの鶏3羽はとても仲良しです。大きな先輩鶏たちとは少し離れた場所を3羽で散策している様子を何度も見かけました。

そして、好奇心旺盛。稲を刈る前の田んぼの中へ入り込んだりしていました。やんちゃな感じです。雄か雌かがはっきりするまで、もう少しです。

ひよこプロジェクトの鶏をはじめ、すべての鶏は放し飼いですので、稲刈り後の田んぼへ降りてきては、落ち穂を拾って食べていました。

落ちている穂だけならよいのですが、干している稲藁へもジャンプして(鳥ですから、結構飛びます)籾を食べていました。

こんな環境ですくすくと育っています。