〆切ました【参加者募集中】大好評!ひよこプロジェクト2023 今年も育てます


今年もひよこプロジェクトの季節がやってまいりました。3年目にあたります。

毎年 参加者家族数こそ少ないですが、参加者には大好評。濃密な体験を約束します。

子どもたちがこのプロジェクトで何を感じて、その後はどうなるかは、すぐにはわかりません。

でも、バーチャルな体験とは程遠い、生き物の匂いや鳴き声、温かさ、そしてそれをいただくという体験はきっと心に残るはず。大人も然り、です。 

迷っている方、どうぞ、思い切って参加してみてくださいね。


ひよこプロジェクトってなに?

卵を孵化させ、ひよこを育て、自ら鶏を捌いていただく5か月のプロジェクトです。

目的は、フレッシュな鶏をおいしく食べることではありません。

鶏肉を食するまでの過程を実体験することで、命をいただくとはどういうことかを考えることが目的です。

【ひよこプロジェクト2022の動画】

せっかく育てた鶏を捌いて食べるというのは残酷だと思う方もいると思います。

しかしスーパーに並んでいる鶏肉は、私たちに見えない場所で 私たちの知らない誰かが鶏の命を絶ち、捌いたものです。

自分に見えなければ、殺して食べても残酷ではないのでしょうか? 見えていないからこそ、生き物への感謝を忘れ もったいない食べ方をしていないでしょうか?

今年は、参加しやすいように期間を短くした分、参加費をお安めに設定しました。ひよこを持ち帰って家で育てる体験もできるようにします。 グループへは孵卵器を貸出して、みんなで誕生の瞬間を見られるような機会を作ります。

趣旨にご賛同いただけるみなさまのご参加をお待ちしております。


2021年参加者からのご感想

Oさん 鎌倉在住

人生で初めて、鶏をシメました。⁡

⁡ずっと、自分で手を下さずに食べていることに違和感があったのと、子供達の食育にもなるかなと思い、「ひよこプロジェクト」に参加し、ついに卒業しました。とはいえ、捕まえたのはうちで孵化した子ではありませんが。

その瞬間になったら絶対にやれないだろうなと思ってたし、子供達もやめて!って叫ぶだろうと思ったけど、いざとなったら野生の本能が働いたのか、シメることも捌くことも思ったより上手にできました。

⁡生きるために必要なことは、遠いご先祖からDNAで伝わってきてるのかもしれません。子供達も自然の摂理を受け入れているようでした。⁡自分自身、生き物としてのステップを一段上がった感じがします。

カレーと焼鳥にしていただきました。子供たちもごはんを残さず命をありがたく頂く気持ちが根付いてくれたらいいな。

⁡企画してくれたコクリエ親子ラボさんありがとうございました。   (鎌倉在住 Oさんご一家)


ひよこプロジェクトの流れ/スケジュール


概要

プロジェクト期間:2023年6中旬~2023年10月下旬 

※種卵の入手時期と生育状況を見ながら、参加者と相談して日にちを決定します

参加費:10,000円/1家族 

※おひとりでの参加も歓迎いたします。参加料金は家族参加の場合と同額です。

※グループでのご参加をご希望の場合はご連絡ください。時期をずらして孵卵器を貸出します。詳しくは当ページの下部にあります事業案内(団体)をご覧ください。

※参加費に含まれるもの:種卵、飼料5か月分、器具利用費、鳥小屋・孵化器利用料、世話代、ひよこの世話をする際のコクリエ入場料4回分(世話のみなら入場料は不要です)、鶏捌き体験費用

※参加費に含まれないもの:ふいごファームへの交通費、ふいごファーム利用料、食材(新鮮野菜を現地で安く手配可)、宿泊費(ふいごファームへ宿泊する場合のみ)

・ひよこの育て方:みんなのひよことマイひよこ

1家族(個人参加の場合は1人)あたり3個の有精卵を孵します。

孵ったひよこのうち、1家族2羽を「マイひよこ」とし、そのほかのひよこは「みんなのひよこ」にします。

もし途中で「マイひよこ」が死んでしまった場合、「みんなのひよこ」から1羽を「マイひよこ」にします。

孵化したひよこ数がそもそも少ない場合は、すべてを「みんなのひよこ」としてグループで育てます。

育てる場所について

孵化から3週間目のひよこまでは、鎌倉市西鎌倉の事務所で育てます。来られる方は、餌やりや掃除など世話をしに来てください。今年は、希望者はひよこをご自宅で育てることもできますので、お申し出ください。小さいうちは、段ボールや衣装ケースなどで育てることができます。

4週目の週末に、育ったひな鶏を 千葉県の提携先農場ふいごファームへ車で運搬します。来られる方は一緒に千葉へ行きましょう。

鶏は10月末までふいごファームでお世話をします。

提携先農場ふいごファーム。キャンプや農業体験ができます。
  • 孵化までの卵の様子、ひよこの様子、鶏の様子は、コクリエのブログやフェイスブックへアップして、みんなが見られるようにします

諸注意

  • ひよこ・鶏は生き物ですので、生育途中で死んでしまうこともあります。ご了承ください。
  • 鶏がすべて死んでしまった場合、参加費のうち飼料代は期間に応じてお返しします。ご希望があれば、他の鶏を捌いて食べることもできますのでご相談ください。
  • ふいごファームの利用料は参加家族の人数や時期によって変動しますので、訪問の際に都度ご案内いたします。

参加申し込み方法・お問合せ先

募集期間中(2023年5月31日まで)に、コクリエ親子ラボへ申込用紙をメール(info@cc-oyakolab.net)にてご送付ください。

ダウンロードできない場合は、お電話にて気軽にお問合せください。:0467-33-5218(平日9時~16時)


●昨年のひよこプロジェクトの様子はこちらのブログ(カテゴリー ひよこプロジェクト)から。

ひよこプロジェクト2022卒業。命をいただきました

2022年10月22日、ついに、大切に育ててきた鶏の命をいただきました。

ひよこプロジェクト2022 孵化から命をいただくまでの動画です。一部血が映るシーンがあります。

気持ちよい秋晴れの午後、プロジェクト参加者である大人1名、子ども3名が千葉のふいごファームへ来場。今年は、生後約4か月の鶏2羽を選びました。

そのうち1羽が足を縛る際に鳴き声をあげたので、ふいごファームで一緒に育ってきた他の鶏(特にボスの雄鶏)が救出に向かってきました。仲間の非常時には助けに来るんだな、と少し切なくなりました。

今回、小学生の子どもたちが、とても自然かつ積極的に参加してくれました。少し力が必要な作業も頑張ってやってくれました。遠くから見つめるだけだった我が子とは大違いです。子どもによって、かなり反応が異なるものなのですね。

最後の瞬間を全員で見守ります
何を思っていたのかな。。

羽をむしった後の解体は、6年生の男の子が中心になってくれました。

「肉が少ないね」「砂肝って、中に砂みたいのが入ってる。石も入ってる!」「なんか臭いな」と話しながらの作業です。実際に体験した人でないと感じ得ないことを、十分に感じてくれたんだな~と思いながら作業を見守っていました。

ちなみに、肉が少ないのは、市販の鶏肉のような短期間で太らせる育て方はせず、自然のなかで充分に運動させていたからです。特に胸肉や手羽部分が「食べる部分があんまりない」と言っていました。

なかなかの包丁さばき。
1羽分。内臓もきれいに取れました。

今年は、市販されている鶏の飼育期間に合わせて生後3か月~4か月で命をいただきました。若かっただけあり、肉質も柔らかでしたので全て焼き鳥にしていただきました。

実際にひよこプロジェクトを通して命をいただく体験をしたこと、そして感じたことが、いつか何かの役にたつことがあれば主催者としてはとても嬉しいです。

最後になりましたが、参加してくださったAさんご一家、協力してくれたふいごファームの皆さん、ありがとうございました!!

【おまけ】

【ひよこプロジェクト】初めて会う成鶏に緊張…のひよこたち@千葉ふいごファーム

2022年7月13日、ひよこプロジェクトのヒヨコをふいごファームに連れて行きました。

これから2か月あまり、ふいごファームにお世話になります!

ヒヨコたちを入れる鶏小屋には、すでにほかの鶏5羽が住んでいて、なかなか中に入らないヒヨコたち。生まれて初めて成鶏に会うのだから、びっくりするのも当然だよなぁと思いつつ、中へ入れました。

とはいえ、先輩鶏にいじめられないか、やや心配しながら一晩。朝、覗いてみると、ヒヨコたちは小屋のすみっこに集まっていましたが、みんなでエサを食べていたので、一安心。

奥のトサカの大きい黒色の鶏がボス。ボスの手前の白いめんどりは、優しい。鶏にも個性があります。

これから数日間は、この鶏小屋を自分のおうちだと認識させるために、閉じ込めます。そうすると、日中外に放しておいても、夕方になると自然に自分の小屋に戻るようになるのです。

これから9月末まで、元気に育ちますように(祈)